Folk Tale

キツネとカラス

Translated From

Κόραξ καὶ ἀλώπηξ

AuthorΑἴσωπος
LanguageAncient Greek

Other Translations / Adaptations

Text titleLanguageAuthorPublication Date
A raposa e o corvoPortuguese__
მელა და ყვავიGeorgian__
La zorra y el cuervo gritónSpanish__
Гарван и лисицаBulgarianТодор Сарафов1967
Lapė ir varnaLithuanian__
The Fox and the CrowEnglishVernon Jones_
Azeria eta erroiaBasque__
U corvu e a vurpiSicilian__
De kraai en de vosDutch__
De raaf en de vosDutch__
La vulp ed il corvRaeto-Romance__
O havranu, sýru a lišceCzechVáclav Hollar1665
Лисиця і ВоронаUkrainian__
وقف السيد غراب على شجرةArabicمحمد أحمد الديب_
Kettu ja korppiFinnish__
בת העורב והשועלHebrew__
Krkavec a liškaCzechFrantišek Bartoš_
ATU57
LanguageJapanese
OriginGreece

カラスが一切れの肉をくわえて、木の枝に止まっていました。 キツネがそれを見て、肉を自分の物にしたいと考えました。 「カラスさん、あなたは実に姿が良くて立派ですね。 本当に美しい。 鳥の王さまになれるのは、あなたの他にはまずいません。 きっと、歌声も綺麗なんでしょうね。 どうか、歌声を聞かせてくれませんか? もし歌声も綺麗なら、間違いなしに鳥の王さまですよ」 お世辞を言われたカラスは、良い声を聞かせてやろうと、 「カァー、カァー」 と、泣いてみせました。 肉をくわえたまま口を開けたので、くわえていた肉が下にいたキツネの前にポトンと落ちてしまいました。 キツネはすぐに肉に飛びつき、こう言いました。 「やれやれ、頭さえ良ければ、本当に鳥の王さまになれたかもしれないのにね」

このお話しは、おだてに乗りやすく、考えの浅い人に聞かせる話しです。


Text view